世界初のカレーSF小説「少し不思議なカレーの物語」のレビュー
ある人の本質をついた優しい言葉に泣きそうになったり、ある人の淡々としたとどめを刺す言葉に背筋が凍った。
そして腹が減った。カレーの表現が秀逸でリアリティーがあり、映像として頭に写り、研究しつくしているのがよく分かる。とても腹が減る。
所々にオマージュであろう言葉や描写にニヤリとしつつ、後半の疾走感にやられ、最寄駅に着いても、ベンチで読んでしまう。
僕の感情をごちゃ混ぜにされて、もて遊ばれた。楽しい一時でした。
個人の感想です。偉そうにきこえたらご容赦ください。
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タケナカリー/竹中直己様
「少し不思議なカレーの物語」大変楽しく読ませていただきました。
新たな才能発揮ですね。これまで、なかなかできる奴だな、と思いながら俯瞰していたつもりが、いつの間にか見上げる存在になってしまった様です。
どこまでがノンフィクションで、どこからがフィクションなのか線引きするのが難しく、ハラハラ、ドキドキの展開はミステリーかと思えばSFの様でもあり、SFかと思えばサスペンスの様でもあり、もう、「カレー界の森博嗣」を謳っても問題ないのではないでしょうか。(あぁ、また肩書きが増えてしまいましたね)
そんな訳で、読者を代表して"直己賞"を差し上げたいと思います。
ついこの間まで短パン、Tシャツで過ごしていたのに、急に寒くなったおかげで輪をかけて暇になりました。気が向いたらうちの店ででサイン会でも開催してください。
私自身としては、一人前のカレー屋として世の中に認めてもらう条件として、
1. dancyu、RiCEに取り上げてもらう。
2. 水野さんのラブスパイスの取材を受ける。(もう間も無く終了するとのことで大変ショックです)
という2点を残り少ない人生の糧として生きてきたつもりですが、ここへきて、
3. 「少し不思議なカレーの物語」に登場する
という新しいハードルが設けられてしまいました。一体どうしてくれるんですか? もう、絶対に無理っぽいじゃないですか。
そこはやっぱり呼ばれるしかなさそうですね。何をしてもよい永久に続く一日...、次の休みの日には朝から沼尻さんのところへ行ってきます。でも、水曜日やってないんだよなぁ。どうしよう?
そうそう、そういえばM響アワー 第596番でリーダーがタケナカリーをカリ〜番長に召喚するとかしないとか言っていたのはもうご存知ですよね。(え? 聴いてない? 今すぐ聴きなさい。596番です)
それを聞いた瞬間、あぁ、また先に行かれたわ、とても悔しくも嬉しい思いで一杯でした。
最後にもう一つ、エジソンは元気ですか? うちの販促部長が宜しく云っていました。
それでは、続編が出るのを心待ちにしています。ごきげんよう。
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